チャラ男の本気は甘すぎる








「おーー!負けないーー!!」



「…(夢中になってるのかわ…)」




ゲームにもだいぶ慣れてきて、時間を忘れるくらい夢中になっていた。



紫央くんとの対戦ゲームでは


さっき、惜しいとこまでいって負けちゃって。



悔しくて何回もやってるうちに、熱くなってしまって…。




「はい俺の勝ち」



「……もう一回!」



「ハイハイ」




こうして何回も対戦を申し込んでは、


紫央くんは笑って応じてくれた。



でも、紫央くんはもうやり慣れてるだろうし、勝ちまくってるし…




「……紫央くんは、つまんない?」



「え?」



「下手くそ相手にしても、つまんないかと思って…」




< 83 / 301 >

この作品をシェア

pagetop