チャラ男の本気は甘すぎる
「紫央くん、急に眼鏡かけたのって…」
「これブルーライトカットの。
ゲームとかスマホ長時間やる時は使ってる」
やっぱりそうなんだ!?
急にイメチェンしたのかと…、
そんな眼鏡姿も…
「に、似合う…よね、紫央くん。なんでも。
オシャレさんだ」
「そうか?
これは度入りじゃないから、見た目で選んだし。だからなんでも似合うわけじゃねぇよ」
「紫央くん、カッコいいから、
なんでも似合う、と思う」
「……そ、そうか?」
私が褒めたら、
紫央くんはパッと目をそらして、照れくさそうに鼻の頭を掻いた。
「私も買おうかな…眼鏡」
「え、なんで?」
「……紫央くんとたくさんゲームできるから」
「俺はゲームばっかは嫌だけどね」