魔力ゼロの出来損ないとして追放されましたが、二度目の人生は隣国の王家お抱えチート錬金術師になりました
 死にたくないという気持ちは不思議となくて、むしろようやく自由を得られるのだとういう安堵を覚えた。

 ほう、と最期にひとつ息を吐く。

 ──もし来世があったとして、私がお姉ちゃんに生まれたら妹には優しくしてあげよう。

 そう心に誓って、私は十七年の人生を終えた。
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