私はあと何回、彼に恋をするのだろう 〜仕事とストレスと、そして恋と〜
「紗絵、師長と、何話したの?」
「うん・・。蓮斗のこれからのこと、だよ」
それを聞いた彼は、表情を曇らせる。
「これから・・俺、長く休むことに、なるのかな」
「ううん、それがね・・」
私は彼に、師長さんの思いを伝えた。
患者さんの相談相手になってほしい。
完治するまで、むしろ重点的にその部分をフォローしてもらえたら助かる、と。
「ほんと・・?」
「うん」
「いまみたいな、俺でも、役に立てる・・」
そうつぶやいた表情から、曇りが晴れた気がした。
「うん。長く休むなんてもったいないって、蓮斗は必要な人だから・・って」
「嬉しい・・」
ニコッと笑った顔が、やっぱり素敵だ。
そして彼だけじゃなく、私も嬉しい。
彼が職場で大事にされていることが、すごく嬉しい。
「でも、さ」
「うん」
「俺、具体的に、何をすればいいんだろう」
「あ、それなんだけど。もし良ければ、蓮斗と一緒に勉強してみない?って、お誘いいただいたの」
「え、紗絵も、一緒に?」
「うん。IT系は病んでる人も多いし、参考になるんじゃないか・・って」
「よく聞くよね・・そっか、紗絵と一緒か・・勉強なのに、なんか楽しみだなー」
「ほんとだね」
私が病気をして、その後に彼がケガをして。
考えようによっては辛いことが続いたのに、こんなふうに笑い合えるのが、とても尊いことなのだと思った。
「うん・・。蓮斗のこれからのこと、だよ」
それを聞いた彼は、表情を曇らせる。
「これから・・俺、長く休むことに、なるのかな」
「ううん、それがね・・」
私は彼に、師長さんの思いを伝えた。
患者さんの相談相手になってほしい。
完治するまで、むしろ重点的にその部分をフォローしてもらえたら助かる、と。
「ほんと・・?」
「うん」
「いまみたいな、俺でも、役に立てる・・」
そうつぶやいた表情から、曇りが晴れた気がした。
「うん。長く休むなんてもったいないって、蓮斗は必要な人だから・・って」
「嬉しい・・」
ニコッと笑った顔が、やっぱり素敵だ。
そして彼だけじゃなく、私も嬉しい。
彼が職場で大事にされていることが、すごく嬉しい。
「でも、さ」
「うん」
「俺、具体的に、何をすればいいんだろう」
「あ、それなんだけど。もし良ければ、蓮斗と一緒に勉強してみない?って、お誘いいただいたの」
「え、紗絵も、一緒に?」
「うん。IT系は病んでる人も多いし、参考になるんじゃないか・・って」
「よく聞くよね・・そっか、紗絵と一緒か・・勉強なのに、なんか楽しみだなー」
「ほんとだね」
私が病気をして、その後に彼がケガをして。
考えようによっては辛いことが続いたのに、こんなふうに笑い合えるのが、とても尊いことなのだと思った。