いつか再び
「深春様!」
「何ですか、騒々しい。」
「法案が─────…っ」
突然のことに何が起こってるのか
全く分からなかった。
嬉しい気持ちと
疑いの気持ちと
よく分からない気持ちだけが募って
大臣たちの部屋に向かった。
「国の、国のしきたりは……?」
そこには、悠真と
彼のお父様、お母様、お兄様が
いらっしゃった。
「深春様。あなた様の話を小耳に挟みましてね。」
お義父様が話す。
「国王様の熱い説得、深春様の今までの熱い気持ちに負けましたよ。」
そう、大臣たちは話した。
それって通じたってことだよね?
そうよね、千春?
私、会う資格、得たんだよね?