7日後の約束は〇〇…秘密を抱えた2人の奇跡の恋物語…
家に帰って来ると凜太郎はぐったりしてしまい、寝てしまった。
「凛太朗君、疲れてしまったようだね」
奏弥が心配して尋ねてきた。
「すみません。あまり丈夫ではないようで、遠出をするとすぐに疲れてしまうので。でも、気にしないで下さい。一晩寝ると元気になりますから」
「そっか。でも、聖龍君だけ俺の家に行っても大丈夫かい? 」
「はい。凛太朗は外泊すると眠れないタイプで。私の実家にも泊まりに行くと、眠れなくて体調を崩してしまうので」
「そうなんだ。じゃあ、また明日会いに来るから」
「有難うございます。でも、いいですか? 聖龍だけ泊まりに行っても」
大丈夫かい? と、奏弥が聖龍を見ると、大丈夫と強く頷いた。
「大丈夫そうだから、心配しないで。何かあれば、電話するから」
「わかりました」
お泊りの用意をリュックに入れて、聖龍は奏弥と一緒に出掛けて行った。
凛は初めて一人で泊まりに行く聖龍が、ちょっと心配だったが聖龍が自分で決めた事なので見守る事にした。
歩きながらマンションへ向かう途中で、奏弥は夕飯を聖龍と一緒に買う事にした。
スーパーとコンビニとどっちがいいか聞くと、コンビニがいいと言った聖龍。
初めてコンビニで買うお弁当に、興味津々な目で見ている聖龍はどれがいいか選ぶことに迷っていた。
奏弥がおにぎりを指して、これはどうか? と聞くと、嬉しそうに返事をしてくれた。
一緒に選んでいた奏弥も楽しく、つい沢山買い込んでしまった
お弁当とおにぎりを買ってマンションへ戻ってきた奏弥。