7日後の約束は〇〇…秘密を抱えた2人の奇跡の恋物語…

「ママ、やっとパパが帰って来てくれたね」
「ずっと待っていたんだよ」

 ヨシヨシと凜は2人頭を撫でた。


 こうして、凜も一緒に宗田家で暮らす事になった。

 結婚を決めた奏弥だが、もう少し落ち着いてから先に入籍だけ済ませる事にした。




 その夜。

 凜は奏弥の部屋で寝る事になった。
 凛太朗と聖龍の部屋は用意していたが、凜の部屋はまだ用意されていなかった事から用意できるまでは奏弥と一緒に部屋を使う事にしたのだ。

 
 奏弥の使っているベッドはキングサイズで、2人で寝ても余裕がある。
 まるでダブルベッドのような広さがあるベッドに、2人で添い寝してギュッと抱きしめ合った。

「ごめんね、随分と長い年月待たせてしまって」
「ううん…。でも、私は貴方より年上だけどいいの? 」
「またそれを聞くの? いやなら、初めから好きになったりしていないだろう? 」
「うん…」

 そっと見つめ合い、ゆっくりと唇が重なった。
 セフレになって…そう言われて結ばれた夜よりもずっと優しいキス…。

 ついばむ様なキスから求めあう激しいキスになってゆく…。

 スルっと奏弥が凜の口の中に入ってくると、口の中いっぱいを覆いつくされてしまった。


 激しいキスを繰り返しながら、お互いのパジャマを脱がせて行く…。


 直接触れ合う肌の温もりがたまらなく心地よく、それでいて懐かしい…。
 首筋から鎖骨に降りてくる奏弥の唇を感じながら、ギュッとしがみ付いてくる凜…。

 マシュマロよりも柔らかい凜の胸に触れ、サクランボの部分を吸い上げた奏弥。

 凛の吐息が漏れて来て体が大きく反応する…。

 
 奏弥の手が凜の入り口に触れると、そこは清らかな川の水が溢れんばかりに潤っていた。
 その水の中を泳ぐように奏弥の指先が凜の入り口に向かって入って行く…。
 
 強張っていた凜の入り口が、だんだんと柔らかくなってきたのを確認した奏弥は、そのままゆっくりと凜の中へ入って行った…。

 柔らかいトンネルの中を入って行くと、その先には雲の上のように柔らかく気持ちいい場所がある。

「凜…とっても気持ちい…。もっと、入っていい? 」
 
 感じている目で奏弥を見つめた凜は、そっと頷いた。

 とても力強い奏弥を感じると、深い愛が伝わって来る。

 間違いない。
 この想いは前にも感じた。
 初めてそうやと結ばれた日に…。

 愛していると強く感じたエネルギー。

 
 もう何もいらない…。
 本当の気持ちに素直になろう。
 凜はそう思った。




 そのまま朝までギュッと抱きしめ合って眠った奏弥と凜。


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