7日後の約束は〇〇…秘密を抱えた2人の奇跡の恋物語…
薄明かりの中。
翔次の部屋に連れて来られた凜は、そっとベッドに寝かされた。
「凜さん…。僕の秘密を見せるから、驚かないでね」
秘密? 何だろう?
パサッとシャツを脱いだ翔次が、クルッと背中を向けた。
「あ…」
驚くよりも感動したような目を浮かべた凜。
その凜の視界に映ったのは、翔次の背中に刻まれている神々しい龍だった。
大きくも小さくもない龍は、背中から大きく羽ばたこうとしているようにも見える。
「綺麗…」
龍を見ていた凜が小さく呟いた。
翔次は振り向くとホッとした笑みを浮かべた。
「有難う…。怖がられなくてよかった…」
「怖くなんかありません。綺麗なので、感動しました」
「これはね、僕が後を継がないと決めてやった事なんだ」
「後を継がない…それだけの為にですか? 」
少し痛い笑いを浮かべた翔次は、ゆっくりと凜に覆いかぶさり、そっと額にキスをした。
「そう、それだけの為だよ」
頬にキス…鼻にキス…そして唇にキスを繰り返してゆく翔次。
キスをされながらも、凛は翔次の内に秘めた悲しい気持ちを感じていた。
きっとこの気持ちは、子供の頃から抱えていたに違いない。
口に出してはいけなかった…それでも、どこかで分かってほしくて相反する事をしてしまったのだろう…。
いつの間にか服を脱がされ、産まれたままの姿になっていた凜。
見かけよりも華奢で、絹のような滑らかな肌にマシュマロよりも柔らかそうに膨らんでいる胸は想像以上にボリュームがある。
マシュマロの中にプルンと咲いている、ピンク色のサクランボは見ているだけで吸い付きたくなる。
翔次の唇が首筋から鎖骨へ降りて来て、凜の胸に滑り落ちて来た。
大きくて逞しい翔次の手に包まれると、暖かくて気持ちよく、サクランボを吸い上げられると凜の吐息が漏れて来た。
「柔らかくて気持ちいい…」
マシュマロよりも柔らかい凜の胸に触れながら、サクランボに吸い付きコロコロと転がしてゆく翔次の感覚がたまらなくて、凛は我を忘れそうになりそうだった。
サクランボに指で触れながら、翔次の唇が凜のお腹に降りて来て…そのまま入口へと向かって行った。
凛の入り口はまだ狭かった。
辺りは清らかな川の水が溢れんばかりになっているが、まだ誰も受け入れていない入り口が強張っていた。
入口を指で確認した翔次は、そのまま唇を入口へと降ろしてゆく…。
ビクッ! と、凜の体が起きく反応した。
強張っている入り口を、柔らかい先っぽで解されてゆく感覚が頑なだった凜の心を開いてゆくように感じた…。