7日後の約束は〇〇…秘密を抱えた2人の奇跡の恋物語…
お互いが産まれたままの姿になると、直接感じる体温がよくて激しくお互いを求めあってしまう…。
凛の白い肌に小さな赤い蕾がぽつぽつと咲いてゆく…。
マシュマロのような胸に触れると、吐息が深くなり声が漏れてくる…。
マシュマロの中にあるサクランボに、奏弥が吸い付いてくると感じている声が響いて来た。
「もっと声出していいよ…。聞かせて、もっと俺を感じる声…」
スッと凜の入り口に、奏弥が指を伸ばしてきた。
溢れんばかりの清らかな川の水が潤っている中、凜の入り口はまだ強張っていて狭かった。
ゆっくりと入り口が解されてゆく中、ギュッと背中に爪を立ててくる凜を感じながら、奏弥は解れて行ったい凜の入り口からゆっくりと中へ入って行った。
痛い! と言いたかった凜だが、声にならずそのまま言葉にならない声を漏らしていた。
狭いトンネルの中をゆっくりと入って来た奏弥が、奥まで辿り着いた時。
頭が真っ白になった凜の頬に涙が伝った。
温かくて優しいエネルギーが体全体に伝わって来る…。
そしてそのエネルギーで心も穏やかになってゆくのを感じた。
「…す…好きです…」
感じている目で奏弥を見つめた凜が素直に言った。
「俺も…愛しています…。どんな、貴女でも愛していますから…」
「…初めて見た時から…気になっていたけど。…こんな私、相手にしてもらえないと思っていました…」
「同じ気持ちだったんだ…嬉しい…」
グイッとまた伝わって来た奏弥の感覚で、もう何もいらないくらい凜は絶頂を感じた。
「…凜…」
名前を呼ばれると、凛は目を潤ませた。
「一緒にイって…」
言葉と同時に凜は頭が真っ白になった。
もう何もいらない…こんなに幸せ初めて…。
ギュッと抱き合ったまま暫く眠っていた奏弥と凜。
途中、シャワーを浴びてからまた求め合いそのまま眠ってしまった。
どのくらい時間が経過しただろうか?
カーテンから薄明かりがさしてきて凜は目を覚ました。
「あれ? …ここは、どこ? 」
辺りを見渡した凜は、見知らぬ部屋に驚いた表情を浮かべた。
ハッと自分の姿を見ると、何も着ていない姿にまた驚いた凜。
隣を見ても奏弥の姿はなかった。