隣人さん、お世話になります。
水漏れ
授業を終えてから四時間程お菓子を作る工場のバイトをしてオンボロアパートへ帰宅すると、玄関の外が何故かビショビショになっている。
「え、なにこれ?」と言いながら鍵を開けドアを開ければ、ビシャーっと中から水が流れ溢れてきた。慌てて足踏みして、驚きながら後退り、把握出来ない状況にただただ唖然と立ち尽くす。
「なんで? 水? え、上から?」
気を取り直して玄関に入り、手探りで電気のスイッチを探る。
見つけた!!
でも何度パチパチさせてもつかなくて、電気もやられてる? となるとやっぱり上から?
「もうー、暗くてよく見えないっ」
携帯のライトで照らすことにする。
見えてきたのは壁伝いに天井からダラダラと流れてきている水だ。
「……うそ」
靴のまま入らないと靴下が濡れちゃうから土足で部屋に上がったけれど、それでも靴底から水が侵入してくるくらいには水が張っている。
え、上はどういう状況なの!?
布団も、床に置いていた服や雑貨や何もかもほぼ水に濡れていて、これは私一人でどうにか出来るものじゃないと判断して部屋を出た。
どうしたらいいんだろう、と外の花壇の囲いに腰を下ろして頭を抱えた。
こっちには知り合いなんて居ないし、おじぃちゃんに連絡する?
「って今何時だと思ってんのよ…」
深夜を先程回った所で、辺りはもうシーンと静まり返ってる。
きっと大家さんだって眠ってるはずで、私はこのまま朝まで過ごさなきゃいけないらしい。
せめてお風呂入りたかったなぁ……
「……あの、大丈夫?」
「へ?」
「え、なにこれ?」と言いながら鍵を開けドアを開ければ、ビシャーっと中から水が流れ溢れてきた。慌てて足踏みして、驚きながら後退り、把握出来ない状況にただただ唖然と立ち尽くす。
「なんで? 水? え、上から?」
気を取り直して玄関に入り、手探りで電気のスイッチを探る。
見つけた!!
でも何度パチパチさせてもつかなくて、電気もやられてる? となるとやっぱり上から?
「もうー、暗くてよく見えないっ」
携帯のライトで照らすことにする。
見えてきたのは壁伝いに天井からダラダラと流れてきている水だ。
「……うそ」
靴のまま入らないと靴下が濡れちゃうから土足で部屋に上がったけれど、それでも靴底から水が侵入してくるくらいには水が張っている。
え、上はどういう状況なの!?
布団も、床に置いていた服や雑貨や何もかもほぼ水に濡れていて、これは私一人でどうにか出来るものじゃないと判断して部屋を出た。
どうしたらいいんだろう、と外の花壇の囲いに腰を下ろして頭を抱えた。
こっちには知り合いなんて居ないし、おじぃちゃんに連絡する?
「って今何時だと思ってんのよ…」
深夜を先程回った所で、辺りはもうシーンと静まり返ってる。
きっと大家さんだって眠ってるはずで、私はこのまま朝まで過ごさなきゃいけないらしい。
せめてお風呂入りたかったなぁ……
「……あの、大丈夫?」
「へ?」