本当の私を見て
そうだ!もう学校行かないと!

トコトコトコガチャ

琉「お母様、行って参ります。」

母「えぇ。」

どうせ母は私を道具としてしか思ってないんだろうな。
だから、婚約者なんて私につけたのよ

私は、婚約者に会うときは茶色のウィッグを被って茶色のカラコンをしてる(財閥の時も)

学校にも、それで行ってるから、みんな私が姫龍院財閥の次期社長だって知ってる
だから、みんな会社や、自分の株が上がるように私に近づいてくる。誰も私自身を見てくれないから、私自身を偽ってる。

あ!話してる間に学校の近くまで来ちゃった
私は姫龍院財閥の人としてテストの点数は勿論なんでも完璧にこなす。
自分の容姿だって良いことも知ってる
だから学校のみんなに『完璧姫』と言われてる。だからよく告られる。断ってるけど。
たまに女子にも告られる。もちろん断ってる。だって私には婚約者がいる。決められた道を進んで、それに従うまで。

フッ。まるで人形みたい

まぁ良いや

入ろ
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