ハライヤ!
サトルくんの都市伝説
???side
◇◆◇◆
ねえ、サトルくんの話を知ってる?
どんな質問にも答えてくれる、サトルくんの都市伝説を。
サトルくんとは、電話でお話しするんだよ。
やり方は簡単。公衆電話に10円玉を入れて、自分のスマホに電話をかけて。繋がったら受話器に向かって、『サトルくん、おいで下さい』って唱えるの。
それからしばらくすると、スマホにサトルくんから電話が掛かってくるんだよ。
そして電話に出たら、サトル君が言うの。「今◯◯にいるよ」って。
◯◯って言うのは、隣の県だったり、外国だったり。とにかく遠い場所。
サトルくんは遠くから電話を掛けてきてるんだけど、「今◯◯にいるよ」って言うだけで、すぐに電話は切れちゃうの。
それじゃあ、質問できないじゃないかって?
大丈夫、切れてもまたすぐに、電話が掛かってくるんだよ。
そしてまた、「今◯◯にいるよ」って言うんだけど、今度はさっきよりも、近くなってるの。
そうして電話が掛かってきては切れるを繰り返して、その度にサトルくんはどんどんこっちに近づいてくるの。
隣の県、隣の市、隣町って具合にね。
そうしているうちに、「今あなたの後ろにいるよ」って言って、電話だけでなく背後からも声がするの。
その時が、いよいよ質問タイム。
例えば、A君の好きな人を教えてとか、宝くじの当選番号が知りたいとか質問したら、サトルくんは答えてくれるの。
もしも宝くじの当選番号を教えてもらったら、あっという間にお金持ちだよ。
ただひとつ注意しなくちゃいけないのは、質問している間は、絶対に後ろを振り返っちゃいけないってこと。
もしも振り返ったら、サトルくんにどこかに連れて行かれちゃうんだってさ。
そして二度と、帰ってこれないとか。
あれ、怖い?
あたしもその辺は、ちょっと怖いって思うけどさ。気を付ければいいんじゃないの。
と言うわけであたし、サトルくんを呼び出してみるよ。
だって今度のテストで100点取ったら、ママが新しい靴を買ってくれるって、約束してくれたんだもの。
テストに出る問題を教えてもらったら、簡単でしょ。
大丈夫、後ろを振り返らないようにすれば平気なんだもの。
ねえ、サトルくんの話を知ってる?
どんな質問にも答えてくれる、サトルくんの都市伝説を。
サトルくんとは、電話でお話しするんだよ。
やり方は簡単。公衆電話に10円玉を入れて、自分のスマホに電話をかけて。繋がったら受話器に向かって、『サトルくん、おいで下さい』って唱えるの。
それからしばらくすると、スマホにサトルくんから電話が掛かってくるんだよ。
そして電話に出たら、サトル君が言うの。「今◯◯にいるよ」って。
◯◯って言うのは、隣の県だったり、外国だったり。とにかく遠い場所。
サトルくんは遠くから電話を掛けてきてるんだけど、「今◯◯にいるよ」って言うだけで、すぐに電話は切れちゃうの。
それじゃあ、質問できないじゃないかって?
大丈夫、切れてもまたすぐに、電話が掛かってくるんだよ。
そしてまた、「今◯◯にいるよ」って言うんだけど、今度はさっきよりも、近くなってるの。
そうして電話が掛かってきては切れるを繰り返して、その度にサトルくんはどんどんこっちに近づいてくるの。
隣の県、隣の市、隣町って具合にね。
そうしているうちに、「今あなたの後ろにいるよ」って言って、電話だけでなく背後からも声がするの。
その時が、いよいよ質問タイム。
例えば、A君の好きな人を教えてとか、宝くじの当選番号が知りたいとか質問したら、サトルくんは答えてくれるの。
もしも宝くじの当選番号を教えてもらったら、あっという間にお金持ちだよ。
ただひとつ注意しなくちゃいけないのは、質問している間は、絶対に後ろを振り返っちゃいけないってこと。
もしも振り返ったら、サトルくんにどこかに連れて行かれちゃうんだってさ。
そして二度と、帰ってこれないとか。
あれ、怖い?
あたしもその辺は、ちょっと怖いって思うけどさ。気を付ければいいんじゃないの。
と言うわけであたし、サトルくんを呼び出してみるよ。
だって今度のテストで100点取ったら、ママが新しい靴を買ってくれるって、約束してくれたんだもの。
テストに出る問題を教えてもらったら、簡単でしょ。
大丈夫、後ろを振り返らないようにすれば平気なんだもの。