あかし万屋㍿出逢い屋へようこそ
カランコロン♪
『いらっしゃい』
(……え?)

爽やかなグリーンの香り
淹れたてのコーヒー
ぐぅぅぅ〜

自分の置かれてる状況が全く理解出来ず…
死後の世界ってこんな現実に似たもの?なのかと
思って、唖然とした。

けれど、空腹なお腹の音も、香りも
目の前に置かれたコーヒーも見る限り…現実。

『さぁ、ゆっくりと飲み物飲んで、食事したら
話をしようか。』
そう言って、私の顔を覗き込むその人は。

優しい眼差しで、まるで全てを見透かす様な
雰囲気な大人な男性。

『マスター、そんなに見つめていたら、彼女
食事なんて出来ないよ。』
(……今度は誰?)
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