甘いお菓子のように
たまに来る20代後半くらいの綺麗な女性。

大人びてて落ち着いてて綺麗で色っぽい。

レジに来るたびに気になってて、意味もなく買うものとかもチェックしてて。

この前はあれだ。しじみの味噌汁買ってた!

いつもはサラダとか豆腐バーとか低糖質なものばかり買ってるのに今回は珍しいと思っていた。

北川さんって言うのか。

俺のこと覚えてるのだろうか。

何度もここで会ってはいるけど・・・。

なんで、ここで働くことになったのだろう。

なんで、しじみの味噌汁を買ったのだろう。

そう思ってても聞ける雰囲気ではなかった。

彼女から漂う高嶺の花オーラが一層俺を寄せ付けないようにしていたし、彼女からも一切俺に話しかけてこようとしない。

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