忘れられない笑顔
すると、咲翔が


「おいなんで離れて歩くんだよ。クラス発表一緒に見る約束したろ。」

「そう、だけど、、、」


私の気持ち知りもしないで


「あークラス楽しみだなぁ!今年は愛生と一緒だといいな!愛生もそうおもうよな??!」


なんて脳天気なことを言ってくる。

小1から中2までクラスが離れたこと無かったのに1番楽しみだった中3で離れたときは結構、いやかなり落ち込んだ。

だから本当は一緒がいい。けど咲翔といるとなにかと大変なんだよなぁ笑

見た目はかっこよくなっても中身は小学生から止まったままなのが可愛い。

でもそれを知ってるのは私だけの秘密。
あでも私と咲翔の親友も知ってる。

だって咲翔はみんなの前だとかっこつけるんだもん笑

こんなことを考えてるとクラス発表を見終えたらしい咲翔が


「おーい!愛生!クラス一緒だったぜ!やった!」と満面の笑みで言ってきたと思ったら

「さすが俺らの絆」とドヤ顔をしている笑

私は内心めちゃめちゃ喜んでる。もう叫びたいくらい。

だけど


「えー一緒なの?去年離れてすごく楽だったのに。」


なんて可愛くないことを言ってしまう。


「は?俺と離れて寂しがってたの俺知ってるからね?照れなくていいんだよ愛生♡」

「照れてないし。ほんとのことだから。」

「おーいー俺泣いちゃうそれに可愛くないぞ」
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