嘘つきは恋のはじまり✗ 恋の終わり???

当たり前のように
また深瀬の隣りに乗ったけど

慣れない



深瀬が車を運転することも

自分がここに座ることも



続きって言っても
あれから何年も経ってる



変わらないところも
変わったところも

全部深瀬で



これからの変化も
一緒に楽しんでいけたらいいな



「パスタとかいいかな…って
ちょっと店決めてたんだけど
草薙、何か食べたいのある?」



「MARIOのクレープじゃないの?」



「オレも車乗れるし
行動範囲広がったし
ちょっとオシャレな店もいいかな…って

MARIOはまた次帰って来た時に行こうよ」



また次か…

ホントにずっと一緒にいれるんだ



「うん、いいよ
元カノとよく一緒に行ってた店?」



「いや、初めて行く店
昨日調べたんだけど…」



深瀬
私のために調べてくれたのかな?



「うん、行ってみたい」



「新幹線の時間、大丈夫?」



「うん
間に合わなかったら
深瀬、向こうまで車で送ってよ」



「間に合わなかったら…
帰らなきゃいいのに」



「うん…
間に合わなきゃいいのに…」



「「ハハハハハ…」」



車の中にふたりの笑い声が広がる



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