嘘つきは恋のはじまり✗ 恋の終わり???

「お先〜」



「え、もぉシャワーしたの?」



アイスがまだ途中だった



「うん、急いだ」



前髪から垂れた雫をタオルで拭きながら
深瀬が私の隣に座った



「そんなお腹空いてたの?」



「芭もシャワーするでしょ」



「え、私…」



今日、泊まるの?



「寝る前に入るタイプ?」



泊まる前提?

もぉ高校生じゃないもんね
私たち



「私、泊まる準備して来なかった」



「そーなんだ…
帰らなきゃなの?弟?」



「そーじゃないけど…」



私たちって
泊まったりする仲でいんだよね?



「オレにもアイスちょうだい」



「涼のアイス冷凍庫に入れたよ
持って来ようか?」



「涼って呼んでくれた

芭のアイスでいいよ」



私の横で口を開けた



「あと、全部あげる
私、ご飯の用意するね」



ダメだ

ドキドキする



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