嘘つきは恋のはじまり✗ 恋の終わり???

芭に嫌われたくなくて
自分の気持ちを隠してたオレ

でもそれで別れることになった過去



自分の気持ちをちゃんと伝える事を
教えてくれた元カノ



芭に再会して
また気持ちが動き出して

もぉ後悔したくなくて

自分じゃないみたいに
自分の気持ち芭にアピールした


上手く伝わらなくて
すれ違いもあったけど


結果、また付き合えて


自分のことコントロールできないくらい
芭のことが好きで


自分の大きさに合わないくらい
芭が好きで


気持ちが溢れる



「ねー、芭…」



「なに?」



「まだ?」



「待って…もぉ少しでできるから…」



独り暮らしのオレのアパート

たまに芭がご飯を作りに来てくれる



「ご飯じゃなくて…ちょっと来てよ」



ソファーから芭を呼んだ



「うん
涼、なに?」



芭がオレの隣に座った



「今日、疲れた」



「うん、お疲れ様」



「芭も疲れた?」



「うん、疲れた」



「イチャイチャしたい」



思ったことは素直に伝える



「涼、なんか変わったね
前付き合ってた時と違うね」



「変わってないよ
もともと芭のこと好きだっただけ」



ーーー



芭がキスしてくれた



素直に相手に気持ちを伝えると
相手も応えてくれる



言ってみると結構かなう



高校生だったオレも
ちゃんと気持ち伝えられてたらな…



「芭…したい…」



「うん…」



ーーー



「じゃなくて…」



「ん?イチャイチャしてるよ」



「じゃなくて…」



「あ、そろそろ魚焼けたかな?焦げちゃう」



かなわないこともある



芭かわいいな

照れてる



「ねー、芭…」



芭を追い掛けてキッチンに立った



「なに?もぉできるよ」



「好きだよ」



これからもずっと…



「魚?」



「じゃなくて!」



芭って
ちゃんと言わなきゃわかんない子なんだ


かわいい


芭を思いっきり抱きしめた



「芭が好き!」



「涼ー、後にしてよ
魚、焼けたよ!
焼きたて食べて…」



「芭がいい」



ーーー

ーーー

ーーーーー



始まりも終わりもなく



このまま続けよう

オレたち



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