嘘つきは恋のはじまり✗ 恋の終わり???
「スミマセン
遅くなりました」
「草薙さん、大丈夫?
まだ顔色悪いよ」
「とりあえず、大丈夫です
ご迷惑お掛けしました」
お昼休みなしで仕事しなきゃ
「草薙さん
カレシ作る気ある?」
「え、なんですか?」
その唐突な質問
しかも
遅刻してきた分際の私に
「婚活パーティーあるんだけど
一緒に行かない?」
カレシか…
婚活パーティーか…
「私、最近疲れてるみたいで…
なんか余裕なくて…」
「そーなの?
好きな人いたら頑張れたりするもんだよ!
草薙さん見てると
私より若いのにパワーがないっていうか…」
頑張れたりするのかもね
深瀬と付き合ってた時
いろいろ頑張ってたな…
「あ、興味なさそうね
草薙さん、ホントはカレシいるとか?
可愛いもんね〜
遊びすぎて疲れてんのよ」
なに?その決めつけ
さっきまで心配してくれてたのに
私の立場一気に悪くなってない?
「参加してみようかな…」
「え!ホントに?
じゃあ申し込む時連絡するね!」
「はい
お願いします」
カレシを作らない理由は
今までカレシをつくらなかった理由は
たぶん
まだ深瀬が
どこかにひっかかってた
深瀬がいなくても
頑張れるようになりたい