嘘つきは恋のはじまり✗ 恋の終わり???

考えてたら
深瀬のアパートの前に立ってた



怖!私



いるかな?

1回ピンポン押して出なかったら帰ろ



ピンポーン…



シーン…



物音しないし
やっぱりいないか



帰ろ



ガチャ…



帰ろうとしたらドアが開いた



「草薙…どーしたの?」



「あ、深瀬何してたかな…って…」



来た理由、考えてなかった



「何もしてないけど…
しいていえば、ゴロゴロしてた」



「…」



「…」



「深瀬、つまんな!」



「フ…ハハ…
ホント、誰かのこと言えなかった」



一瞬の沈黙の後ふたりの笑い声が
アパートに響いた



「ここだとうるさいし外出る?
すぐ準備するけど…」



「深瀬ゴロゴロしててよ
特に用なかったし、私帰るよ」



「あの、なんだっけ?
合コンみたいなヤツの
反省会しに来たんじゃなくて?」



あー…

その話はしたくなかった



鮎の顔、思い出す



「深瀬、ゴメン…
トイレ…貸して…」



「え、うん、いいけど…」



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