年下男子は恋愛対象になりますか？

「由夏ちゃん、ありがとね。唯を両親の所に連れて行くから、お店の前でちょっと待っててもらえる？」

「うん。あ、菜穂ちゃん達にはケーキ買って来たんだ。良かったら皆で食べて」

「手ぶらで良かったのに。色々とごめんね、ありがと」

ケーキが入った箱を渡し、唯ちゃんにバイバイしてからお店の前に移動する。

「お前、こんなとこで何してんの？」

そのタイミングで聞こえた声。
視線をうつすと、そこにはビニール袋を手にして歩いている健太がいた。

お酒やおつまみが大量に入っているのが透けて見える。

「菜穂ちゃんにここで待っててって言われてるの。健太、昼間からお酒買いすぎじゃない？」

「別に俺１人で飲むわけじゃねぇし。佑介と約束してんだよ」