年下男子は恋愛対象になりますか?
「ふーん。もっと短くしてもいいんじゃね?ま、どうでもいいけど。せっかくだからお前にこれやるよ」

雑誌を元あった場所に戻したと思ったら、小さい箱が私の目の前に置かれた。パッケージには絆創膏の写真。

「は?何これ」

「絆創膏。さっきついでに買っておいた」

「いや、絆創膏なのは見たら分かるから。何で急にこんな物くれるわけ?何か企んでる?」

「バーカ。つべこべ言わず鞄に入れとけ。じゃあな」

そう言ってお店の奥へと消えて行った。
いつもなら嫌味の1つや2つ言ってくる健太が、今日は全く言ってこない。

「菜穂ちゃん、健太何かあった!?いつもと違って優しいというか、気持ち悪いんだけど」

「んー?何もないと思うけど。くれるって言ってるんだから、気にせず貰っておきなよ」
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