年下男子は恋愛対象になりますか?
椅子から降りる時に健太がくれた絆創膏が目についたので、とりあえず鞄に入れて家へと向かう。
あとで文句言われるのも面倒だし、持っていても損はないよね。
部屋のクローゼットから夏服を取り出し、ベッドの上に広げる。
そんなに沢山持っているわけじゃないので、写真を撮るといっても時間はかからなかった。
「菜穂ちゃん、お待たせ!」
急いでお店に戻ると、車のキーを持って出迎えてくれた菜穂ちゃん。
「じゃあ行こうか。由夏ちゃんは助手席乗ってね」
「いやいや、お世話になってるんだし私が車出すよ!」
「いいの、いいの。今日は菜穂お姉ちゃんに任せなさい」
菜穂ちゃんが車のロックを解除し運転席に乗り込んだので、私は助手席に乗ることが決定した。