年下男子は恋愛対象になりますか?
『そのまま入り口で待っていて下さい。電話繋いだままで大丈夫ですか!?』

「うん。大きなショッピングバッグ持ってるから、それが目印になると思う」

『分かりました!』

ゲームセンターの入り口が見渡せる場所に移動すると、隼人君がやって来たのが分かった。自分でも良く気が付いたと思う。

でも、私には気が付いていないみたい。
軽く深呼吸してから話かける。

「隼人君みっけ。そっちじゃなくて右見て。エレベーターがある方」

『右ですか?』

隼人君がこっちを向いた時に目があったので手を振ってみた。

「久しぶり。いや、3日ぶりだから久しぶりとは言わないか」

不思議なことに、思っていたよりも普通に話せている。
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