年下男子は恋愛対象になりますか?
『うん、約束。それにね……最初から別れるつもりはないよ。私、そんなに怒ってるかな?自分ではそう思ってないんだけど』

声のトーンはいつもより低いままだったが、苦笑いしたような感じで由夏さんが言った。

まだ許してもらえたわけではないのに、別れるつもりがないと分かり嬉しくなる。俺ってやっぱり単純だ。

「本当ですか!?俺の勘違いだったならいいんです。すみません」

『会って話したいんだけど、いつなら会えるかな?』

「俺は今からでも大丈夫です!」

しばらく会えないと覚悟していたから、自然とテンションが高くなっていく。

『あー、ごめん。今日はちょっと無理』
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