年下男子は恋愛対象になりますか?
「何で泣きそうな顔してるんですか」

「隼人君のおかげで倒れなかったよ、ありがと」

隼人君の質問には答えず、必死に笑顔を作って姿勢を立て直す。今さら元カノのことを気にしても意味ない。

この前のあの子もそうだけど、きっと可愛い子なんだろうな。って、早速考えちゃってるし。

そこにあの子と隼人君のキスも浮かんでしまって、更に最悪な気分になった。

「ご飯食べよ」

何事もなかったかのようにテーブルの方へ向かおうとすると、後ろから腕を掴まれた。

嫌だな、この話はしたくない。

「過去の事はどうにもならないですけど、俺が今好きなのは由夏さんだけですから!それだけは信じて下さい」

「何か、今日はお互い同じようなこと言ってるね。この話はもうやめよ?」

「由夏さんの不安が無くなるまで、やめることは出来ないです」
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