年下男子は恋愛対象になりますか?
「じゃあ俺からします。いいですよね?」

隼人君が私に詰め寄ってきて、シンクを背にしていた私は後退りした。

すぐに体がぶつかりそれ以上動けなくなる。

「ちょ、待っ、んっ」

話そうとしたら口を塞がれ軽くキスされて。唇が離れたと思ったら、角度を変えて何回も求められる。

息をするタイミングが分からなくなって、隼人君の体を押す。ゆっくりと離れてくれたのでホッとした。

「由夏さん、好きです」

このタイミングで、その言葉は破壊力ありすぎるよ……!

力が抜けて後ろにもたれ掛かると、私の肘にドロッとした何かがぶつかった。

最初は何か分からなかったけど、思考をフル回転させてチョコミントアイスだということに気が付いた。

「うわ、すみません!すぐにタオル持って来ますね」

隼人君も気が付いたようで、すぐに私のことを起こしてくれた。
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