年下男子は恋愛対象になりますか?
急いでいたこともあり、インナーまで気が回らなかった。

洗面所の鏡で確認出来たのは上半身だけだったけど、この感じだと下半身も透けてるよね。

「うわー、最悪だ……」

夜だし少しぐらいなら透けていても問題ない?いや、でもバスの中は明るいしさすがに嫌だな。

隼人君にTシャツ借りて、今日履いてきたジーパンに着替えるのが無難かも。

「由夏さん?もうそろそろ出ないと間に合いませんけど大丈夫ですか?」

どうするか頭をフル回転させていた時、隼人君がドアの前にやってきたようで話しかけられた。どうやら時間切れみたい。

「あー、うん。バスは諦めることにする」

「どうしたんですか?」

「ワンピース着たのはいいんだけど、下着が少し透けちゃってるんだよね。これで帰るのは流石にまずいよね?」

「絶対にダメです。雨降ってきましたし、濡れたらもっと透けちゃいますよ」
< 204 / 725 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop