年下男子は恋愛対象になりますか?
「もう、変なこと話さないでよ!それに例え詐欺だとしても、そうですなんて言わないでしょ」

「そうなんだけどねー。ま、心配することもないんじゃない?」

「……何で?」

「勘」

またしても、美樹がニッと笑う。
隼人君と何を話したのか気になったけど、それ以上は何も聞かなかった。

詐欺じゃないなら嬉しい、かも。
って、これじゃまるで……



「失礼します。お料理をお持ちしました」

少し経って注文した料理の一部が運ばれて来た。私達のテーブルに来たのは、またしても隼人君。

このタイミングで来てほしくなかったけど、来てしまったのなら仕方ない。とりあえず謝らないと。

「あの、さっきはごめんね?友達が変なこと言ったみたいで……」

「変なこと?あぁ、大丈夫ですよ。気にしないで下さい」

笑いながらそう言ってくれた。
美樹の冗談だと思って、流してくれてるなら嬉しい。
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