年下男子は恋愛対象になりますか?
「隼人君にそんなことさせられるわけないじゃん!いざとなったらクローゼットに隠すから大丈夫だよ」

「はは、それ俺に言っちゃっていいんですか?」

まだ親に何も言われていないのに、こんなこと考えても仕方がない。どうするかは言われてから考えることにして、今を楽しむことにしよう。

運転席のドアを開けて車内が冷えたか確認し、隼人君に車に乗るよう伝えた。

「そういえば、私が買い物している時健太と一緒にいたって本当……?」

「挨拶しただけですよ。健太さんすぐに車に行っちゃいましたし」

顔色を変えなかったので、それ以上聞くことはしなかった。

隼人君がもう健太と話すことはないだろうし、挨拶だけなら普通にするかもしれないと思ったから。

「それより、由夏さんは俺に何を買ってくれたんですか?」
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