年下男子は恋愛対象になりますか?
「熱だして花火行けなくなったけどね」

「そんなに落ち込まないの。花火行けなくなっても、長電話してるならいいでしょ?来る前に由夏に何度か電話したけど、ずっと話し中だったし」

「それはごめん」

「別に謝らなくていいよ。佑介待たせてるからそろそろ行くね。じゃあ、お大事に」

美樹に別れを告げて、ゼリーを冷蔵庫に入れてから部屋に戻る。

さっき貰った雑誌は普通の内容だったのでホッとした。まぁ、そんなに頻繁に性特集をやるわけないか。

「もしもし、隼人君?さっきは話の途中でごめんね」

『いえ……、大丈夫です』

隼人君に折り返し電話をかけるとすぐに出てくれたけど、何か言いたそうな感じが伝わってきた。

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