年下男子は恋愛対象になりますか?
「そんな怒るなよ。由夏、帰るなら飲み物持って行って」

「いらない!隼人君行こ」

この2人……昔からの友人に、赤くなっているところを見られたなんて恥ずかしすぎる。

その場から逃げるように、隼人君の手を掴んだ時だった。

「いいから持ってけ。俺らカフェオレなんて飲まねぇし、コーヒー1つ余っても困るんだけど」

今度は佑介じゃなく健太が口を開く。

確かにこのメンバーでカフェオレ飲むのは私だけなので、振り向いて紙袋を受け取った。飲み物に罪はないし。

「ありがと。じゃあね!」

「由夏」

今度こそ行こうと思ったのに、再び健太に声をかけられる。

隼人君の手を離そうとしたのに離してくれない。いつのまにか私の方が掴まれてたし。

目で離してと訴えてみたけど、微笑まれただけで離してくれそうにはなかった。
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