年下男子は恋愛対象になりますか?
漫画喫茶で過ごしていたら、スマホが振動していることに気が付いた。時間からして隼人君のバイトが終わった頃。
ここで出るわけにかいかなかったので、電話が切れるのを待ってから今から向かうねとメッセージを送った。
急いで片付けて車に乗り込む。何度も隼人君の家に行ってるというのに、近付くにつれて心臓がうるさくなる。
落ち着け、落ち着くんだ私……!
コインパーキングに停めてからアパートに向かうと、自転車置場に人影が見えた。隼人君だ。ヒールが鳴る間隔が自然と早くなる。
「隼人君、バイトお疲れ様。さっきは電話に出られなくてごめんね」
平静を装い近寄って声をかけると、いつものように微笑んでくれた。
ボストンバッグを持ってくれて手を繋いでくる。そのさりげない行動にもドキドキした。
「由夏さんの気が変わったのかと思って焦っちゃいましたよ」
「あはは、ごめんね?」
行くのやめようかと思ったのも事実だけど、そんなこと隼人君には言えない。
「次からは中で待っていてもらえると嬉しいです」
その言葉が「だから鍵持っていて下さい」という意味で聞こえたのは、私の思い過ごしだよね。
ここで出るわけにかいかなかったので、電話が切れるのを待ってから今から向かうねとメッセージを送った。
急いで片付けて車に乗り込む。何度も隼人君の家に行ってるというのに、近付くにつれて心臓がうるさくなる。
落ち着け、落ち着くんだ私……!
コインパーキングに停めてからアパートに向かうと、自転車置場に人影が見えた。隼人君だ。ヒールが鳴る間隔が自然と早くなる。
「隼人君、バイトお疲れ様。さっきは電話に出られなくてごめんね」
平静を装い近寄って声をかけると、いつものように微笑んでくれた。
ボストンバッグを持ってくれて手を繋いでくる。そのさりげない行動にもドキドキした。
「由夏さんの気が変わったのかと思って焦っちゃいましたよ」
「あはは、ごめんね?」
行くのやめようかと思ったのも事実だけど、そんなこと隼人君には言えない。
「次からは中で待っていてもらえると嬉しいです」
その言葉が「だから鍵持っていて下さい」という意味で聞こえたのは、私の思い過ごしだよね。