年下男子は恋愛対象になりますか?
静かな外廊下に、ガチャンと鍵の開く音が響いた。どうぞと促されたので中に入る。
数時間ぶりの隼人君の家。
「すみません、シャワー浴びてきちゃいますね。由夏さんはくつろいでいて下さい」
「うん。ありがと」
冷蔵庫から麦茶を出してくれて、タオルなどを持って部屋から出て行った。
そのあと聞こえてきたシャワーの音にいたたまれなくなり、持っていたワイヤレスイヤフォンを装置する。
昼間に私が浴びた時も、こんなふうに音が聞こえていたかと思うと恥ずかしくなった。顔を上げられなくなって、膝を抱えてうずくまる。
ダメだ。何をしても意識しちゃう。
「由夏さん?もしかして眠いですか?」
何曲か聴き終わった頃、片耳のイヤフォンが外されて隼人君の声が聞こえた。シャンプーの匂いもするし、その近さに更にドキッとする。
「……眠くはないよ」
少しだけ眠いって答えようと思ったけどやめた。こないだのこともあったし、隼人君に嘘をつきたくなかったから。
「遅い時間に来てもらってすみません。無理だけはしないで下さいね。今日はもう寝ましょうか?」
「やだ。まだ寝たくない」
「はは、それじゃあゲームでもします?」
隼人君の様子はいつもと変わらない気がするし、緊張してるのは私だけなのかも。
数時間ぶりの隼人君の家。
「すみません、シャワー浴びてきちゃいますね。由夏さんはくつろいでいて下さい」
「うん。ありがと」
冷蔵庫から麦茶を出してくれて、タオルなどを持って部屋から出て行った。
そのあと聞こえてきたシャワーの音にいたたまれなくなり、持っていたワイヤレスイヤフォンを装置する。
昼間に私が浴びた時も、こんなふうに音が聞こえていたかと思うと恥ずかしくなった。顔を上げられなくなって、膝を抱えてうずくまる。
ダメだ。何をしても意識しちゃう。
「由夏さん?もしかして眠いですか?」
何曲か聴き終わった頃、片耳のイヤフォンが外されて隼人君の声が聞こえた。シャンプーの匂いもするし、その近さに更にドキッとする。
「……眠くはないよ」
少しだけ眠いって答えようと思ったけどやめた。こないだのこともあったし、隼人君に嘘をつきたくなかったから。
「遅い時間に来てもらってすみません。無理だけはしないで下さいね。今日はもう寝ましょうか?」
「やだ。まだ寝たくない」
「はは、それじゃあゲームでもします?」
隼人君の様子はいつもと変わらない気がするし、緊張してるのは私だけなのかも。