年下男子は恋愛対象になりますか?
段階って……隼人君でもそういうこと考えてるんだ。何か意外かも。

「いいよ、行こうか」

「本当ですか!すぐに詳細決めたいんですけど、どこかのお店に入りませんか?」

「そうだね。じゃあお茶しよ」

満面の笑顔を向けられ私も嬉しくなる。会う予定をずらしてくれた美樹に感謝。



近くにあったカフェに入ると、すみませんと断りを入れてからスマホを操作し始めた隼人君。

「由夏さん、日付指定のチケット予約出来ましたよ!楽しみですね」

真剣にスマホを操作してると思ったら、チケットの予約をしてくれていたらしい。

見せてくれた画面には予約が完了しましたと表示されている。当日買えば良いかと考えていた私とは違って行動が早い。

「ありがと。お金払うね。チケットって今いくらだっけ?」

「いらないです。由夏さんの誕生日なんだし、俺に払わせて下さい」
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