年下男子は恋愛対象になりますか?
「さっきから思ってたんだけど、隼人君ってキス好きだよね」
起きてからそんなに時間経っていないのに、既に何回しただろう。
「すみません。前より由夏さんの気持ちが伝わってくるので嬉しくて。嫌でしたか?」
「嫌じゃない……けど」
本当に意地悪。分かってるのに言わされた。でも、隼人君が嬉しそうにしてると私も嬉しくなるからいいか。
大丈夫。隼人君を信じてる。
あの子のことはもう考えない。
「それより由夏さん、電話に出た方がいいんじゃないですか?」
うん。横に置いてあるスマホがずっと振動していることは私も気が付いてた。
「多分美樹からだし、後でかけ直そうと思ってる」
キスした直後に出るのは流石に恥ずかしいし、どの学園祭に行くかの確認だと思うから隼人君の前では話せない。それに……
「でも、出ないとまた拗ねちゃうかもしれませんよ?」
「んー…、じゃあベランダ借りていい?」
「良いですけど外は暑いですよ。ここじゃダメなんですか?」
まぁ、そうなるよね。嫌そうにしたら電話するのは諦めよう。
「隼人君の話になると思うからダメ。本人の前じゃ話せない」
「はは、美樹さんとどんな話をするつもりなんですか。俺の悪口はほどほどにしといて下さいね?」
念のため着信画面を見せてからベランダに出た。
起きてからそんなに時間経っていないのに、既に何回しただろう。
「すみません。前より由夏さんの気持ちが伝わってくるので嬉しくて。嫌でしたか?」
「嫌じゃない……けど」
本当に意地悪。分かってるのに言わされた。でも、隼人君が嬉しそうにしてると私も嬉しくなるからいいか。
大丈夫。隼人君を信じてる。
あの子のことはもう考えない。
「それより由夏さん、電話に出た方がいいんじゃないですか?」
うん。横に置いてあるスマホがずっと振動していることは私も気が付いてた。
「多分美樹からだし、後でかけ直そうと思ってる」
キスした直後に出るのは流石に恥ずかしいし、どの学園祭に行くかの確認だと思うから隼人君の前では話せない。それに……
「でも、出ないとまた拗ねちゃうかもしれませんよ?」
「んー…、じゃあベランダ借りていい?」
「良いですけど外は暑いですよ。ここじゃダメなんですか?」
まぁ、そうなるよね。嫌そうにしたら電話するのは諦めよう。
「隼人君の話になると思うからダメ。本人の前じゃ話せない」
「はは、美樹さんとどんな話をするつもりなんですか。俺の悪口はほどほどにしといて下さいね?」
念のため着信画面を見せてからベランダに出た。