年下男子は恋愛対象になりますか?
「あ、美樹さんと佑介さん先に帰りましたよ」
外に出ると隼人君の姿しかなかった。
手には佑介から渡されたであろうビニール袋を持っている。
レジで会計中の佑介にトイレに行くと告げ、その時に先に帰ってとお願いしておいた。佑介がいたら落ち着きたくても無理だと思ったから。
さすがに隼人君には何も言ってない……よね?美樹には悪いことしちゃったし、後で連絡しなきゃな。
「うん、そうみたいだね。遅くなってごめん。待っててくれてありがと」
「いえ!全然大丈夫です」
隼人君の表情が一気に明るくなる。
きっと、まだ怒ってると思ってたんだろうな。
「隼人君より年上なのに大人げなかったって反省してる。怒ってごめんね」
「俺が悪いんですから由夏さんは謝らないで下さい!でも、機嫌が直ったのなら良かったです。ずっとこのままだったら、どうしようかと思ってたので」
「ごめん。これからは気を付けるから」
大丈夫。私が好きなのは隼人君だけ。
健太のこと好きだったのなんて5年も前のことだし、今は隼人君と付き合ってるんだから好きになることなんて絶対にない。これは自信持って言える。
「帰ったら髪の毛乾かしてあげるね。って、もう乾いちゃったかな?」
「本当ですか!着いたらすぐに濡らすのでお願いします」
こういう可愛いところも含めて全部好き。
横に並んで私から手を繋ぐと、ギュッと握り返してくれた。
外に出ると隼人君の姿しかなかった。
手には佑介から渡されたであろうビニール袋を持っている。
レジで会計中の佑介にトイレに行くと告げ、その時に先に帰ってとお願いしておいた。佑介がいたら落ち着きたくても無理だと思ったから。
さすがに隼人君には何も言ってない……よね?美樹には悪いことしちゃったし、後で連絡しなきゃな。
「うん、そうみたいだね。遅くなってごめん。待っててくれてありがと」
「いえ!全然大丈夫です」
隼人君の表情が一気に明るくなる。
きっと、まだ怒ってると思ってたんだろうな。
「隼人君より年上なのに大人げなかったって反省してる。怒ってごめんね」
「俺が悪いんですから由夏さんは謝らないで下さい!でも、機嫌が直ったのなら良かったです。ずっとこのままだったら、どうしようかと思ってたので」
「ごめん。これからは気を付けるから」
大丈夫。私が好きなのは隼人君だけ。
健太のこと好きだったのなんて5年も前のことだし、今は隼人君と付き合ってるんだから好きになることなんて絶対にない。これは自信持って言える。
「帰ったら髪の毛乾かしてあげるね。って、もう乾いちゃったかな?」
「本当ですか!着いたらすぐに濡らすのでお願いします」
こういう可愛いところも含めて全部好き。
横に並んで私から手を繋ぐと、ギュッと握り返してくれた。