年下男子は恋愛対象になりますか?
私としては隼人君の友達に会えるの嬉しいけどな。大学の友達に私のこと話してくれていただけでも嬉しいけど。

「ちょっと会うだけでしょ?私も隼人君の友達なら会ってみたい」

「誰にも会わせたくないです。アイツらが由夏さんのこと好きになったら困るんで」

予想外の言葉に私は目を丸くした。隼人君は私のこと過大評価しすぎてる。

「えー?ないない!そんなこと考えてたの?私って本当にモテないよ?付き合った経験もないし」

しまった。うっかり余計なことまで言ってしまった。

「由夏さ……」

「やだ、私ってば何言ってんだろ。この話はもうおしまい!そろそろ移動しなくちゃ。ほら、行こ」

隼人君が何か言おうとしてたけど、腕を掴んで新幹線のホームへ移動した。
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