年下男子は恋愛対象になりますか?
どうしたらいいのか分からなくなって、とりあえず近くにあった漫画喫茶に入った。隼人君のアパートからも近くて、前にも何度か利用したことがあるお店。
個室に入ってスマホを見つめる。
隼人君に確認したほうがいいよね?
理由があるならきっと話してくれるだろうし……
「もし大丈夫なら休憩中に電話してほしい」とメッセージを送ると、しばらくしてスマホが振動した。ここでは話せないので外へ移動する。
『こんばんは。どうしました?こんなお願いしてくるなんて珍しいですね』
いつもと変わらない優しい声。
ホッとしたあと胸がギュっとなる。
「あ、いや、その……。声が聞きたいなって思って」
ダメだ。怖くて聞けない。
平静を装ってるけど心臓はバクバクしっぱなしだった。
『ありがとうございます。俺も由夏さんの声聞きたかったです。結婚式楽しそうでしたね』
「うん、楽しかった。えっと、休憩中にごめん」
『嬉しいんですから謝らないで下さい。何時頃に帰って来れそうですか?』
今は隼人君に会えないよ。
会うなら気持ちを整理してからにしないと、余計なことまで言っちゃいそう。
今日は彩と勇太の結婚式だったし、喧嘩なんてしたくない。
「それがね、急で申し訳ないんだけど……今日はそっちに帰れそうにないの。だから連絡もあんまり出来ないかも」
だから嘘を付いた。
電車の中でメッセージのやり取りしてたけど、地元に帰ってることを話していなかったから付けた嘘。
『そうなんですか、残念です。あ、すみません。休憩時間終わるんでまた連絡しますね』
「ううん、私こそごめんね」
あれだけ言われても見せなかった写真は、このタイミングで共有した。その枚数の多さに笑えたけど、厳選する余裕なんてなくて。
知らない人に言われた「背が高いのはちょっと」という言葉も思い出してしまって、更に落ち込んだ。
ダメだ、ネガティブモードになってる。
個室に入ってスマホを見つめる。
隼人君に確認したほうがいいよね?
理由があるならきっと話してくれるだろうし……
「もし大丈夫なら休憩中に電話してほしい」とメッセージを送ると、しばらくしてスマホが振動した。ここでは話せないので外へ移動する。
『こんばんは。どうしました?こんなお願いしてくるなんて珍しいですね』
いつもと変わらない優しい声。
ホッとしたあと胸がギュっとなる。
「あ、いや、その……。声が聞きたいなって思って」
ダメだ。怖くて聞けない。
平静を装ってるけど心臓はバクバクしっぱなしだった。
『ありがとうございます。俺も由夏さんの声聞きたかったです。結婚式楽しそうでしたね』
「うん、楽しかった。えっと、休憩中にごめん」
『嬉しいんですから謝らないで下さい。何時頃に帰って来れそうですか?』
今は隼人君に会えないよ。
会うなら気持ちを整理してからにしないと、余計なことまで言っちゃいそう。
今日は彩と勇太の結婚式だったし、喧嘩なんてしたくない。
「それがね、急で申し訳ないんだけど……今日はそっちに帰れそうにないの。だから連絡もあんまり出来ないかも」
だから嘘を付いた。
電車の中でメッセージのやり取りしてたけど、地元に帰ってることを話していなかったから付けた嘘。
『そうなんですか、残念です。あ、すみません。休憩時間終わるんでまた連絡しますね』
「ううん、私こそごめんね」
あれだけ言われても見せなかった写真は、このタイミングで共有した。その枚数の多さに笑えたけど、厳選する余裕なんてなくて。
知らない人に言われた「背が高いのはちょっと」という言葉も思い出してしまって、更に落ち込んだ。
ダメだ、ネガティブモードになってる。