年下男子は恋愛対象になりますか?
【39】どうする
「隼人君と別れたぁ!?」
月曜の仕事終わり。
私が残業だったにも関わらず、美樹がカラオケに付き合ってくれていた。
絶叫にも似た声が部屋中に響き渡る。
これ程までに防音で良かったと思ったことはない。
「違うって。しばらく距離を置くだけ」
「いや、似たようなものでしょ。結婚式終わったあとウキウキで帰ってたのに何でそうなったわけ!?」
烏龍茶が入ってるグラスを持ちながら、正面から隣に移動してきた。テーブルには食べかけのピザやポテトがあって、好きなバンドの曲をBGMとして小さめに流している。
「あー、あの日は隼人君に会ってないんだよね。バイト先であの子と会ってたの見て帰っちゃった」
思い出したくもない記憶。
こうやって話すことで消えてくれないかな。
「ちょ、ちょっと待って。その女にバイト先に一方的に来られたら、会いたくなくても会うことだってあるでしょ?」
「うん。でも隼人君笑顔で話してたし、そのことずっと隠されてた。11月の毎週土曜会ってたんだって」
それぞれの車で来ていてお酒は飲めないから、普段飲まないメロンソーダを流し込む。
「うーん……。接客業だし仕事中に不機嫌になるわけにはいかないよね。それに由夏一筋って感じが伝わってきてたし、理由もなく会ってたとは思えないんだけど」
「そうなった経緯も聞いたよ。でも、色々と疲れちゃったんだよね。初めての彼氏が5歳年下って、私にはハードルが高すぎたのかも」
美樹の目がだんだん潤んでいく。
おかしいな、普通に笑ってるつもりなんだけど。
「もー、あの日から1週間以上経ってるじゃん!何でもっと早く言ってくれなかったの。ラブラブとばかり思ってたのに、そんなことになってたなんて」
「ごめん、心配かけたくなくて言えなかった」
一緒に泣いてくれる親友がいて幸せだ。
美樹がツラい時は絶対傍にいるからね。
月曜の仕事終わり。
私が残業だったにも関わらず、美樹がカラオケに付き合ってくれていた。
絶叫にも似た声が部屋中に響き渡る。
これ程までに防音で良かったと思ったことはない。
「違うって。しばらく距離を置くだけ」
「いや、似たようなものでしょ。結婚式終わったあとウキウキで帰ってたのに何でそうなったわけ!?」
烏龍茶が入ってるグラスを持ちながら、正面から隣に移動してきた。テーブルには食べかけのピザやポテトがあって、好きなバンドの曲をBGMとして小さめに流している。
「あー、あの日は隼人君に会ってないんだよね。バイト先であの子と会ってたの見て帰っちゃった」
思い出したくもない記憶。
こうやって話すことで消えてくれないかな。
「ちょ、ちょっと待って。その女にバイト先に一方的に来られたら、会いたくなくても会うことだってあるでしょ?」
「うん。でも隼人君笑顔で話してたし、そのことずっと隠されてた。11月の毎週土曜会ってたんだって」
それぞれの車で来ていてお酒は飲めないから、普段飲まないメロンソーダを流し込む。
「うーん……。接客業だし仕事中に不機嫌になるわけにはいかないよね。それに由夏一筋って感じが伝わってきてたし、理由もなく会ってたとは思えないんだけど」
「そうなった経緯も聞いたよ。でも、色々と疲れちゃったんだよね。初めての彼氏が5歳年下って、私にはハードルが高すぎたのかも」
美樹の目がだんだん潤んでいく。
おかしいな、普通に笑ってるつもりなんだけど。
「もー、あの日から1週間以上経ってるじゃん!何でもっと早く言ってくれなかったの。ラブラブとばかり思ってたのに、そんなことになってたなんて」
「ごめん、心配かけたくなくて言えなかった」
一緒に泣いてくれる親友がいて幸せだ。
美樹がツラい時は絶対傍にいるからね。