年下男子は恋愛対象になりますか?
楽しい時間はあっという間に過ぎ、辺りは薄暗くなっていた。夜のライトアップはもちろん綺麗だけど、この時間は幻想的で綺麗。

「暗くなってきたねー」

「そうですね」

「あ!スマホの充電切れそう。写真撮ろうと思ったのに」

スマホを取り出して写真を撮ろうと思ったら、充電が残りわずかなことに気が付いた。

写真や動画をたくさん撮っていたので当たり前なのに、こうなることを予想してなかったので何も用意していない。

充電サービスみたいな場所ってあるんだっけ?でも隼人君に悪いし、切れても別にいいか。一緒に写真撮れないのは残念だけど。

「俺、モバイルバッテリー持ってますよ。貸しましょうか?」

隼人君の機嫌はとっくに直っていて、私に対して極上の笑顔を向けてくれている。

「本当?助かるー。でも、まだいいや。休憩した時にでも貸して?」

「分かりました。じゃあ俺のスマホで写真撮りましょう」

「うん」
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