年下男子は恋愛対象になりますか?
歩くだけでもツラそうだったから、預かっていた鍵を使って玄関のドアを開けた。久しぶりに来た隼人君の家。
「お邪魔するね。保険証どこ?」
「テレビボードの中ですけど、今はちょっと横になりたいです」
無理に笑わなくていいのに。
廊下を進んで部屋の電気を付けると、初めて見る光景が飛び込んできた。服があちこちに脱ぎ捨てられていて、テーブルの上には空のペットボトルが何本も置いてある。
「分かった。とりあえずベッドまで行こう。お風呂は入れないよね?着替えは出来そう?用意するから待ってて」
隼人君をベッドに座らせ、スウェットと下着とタオルをクローゼットから取り出す。
「着替えは自分で出来る?その間に食器洗ってくるから」
シンクに使用済みのコップやお皿がいくつかあることにも気が付いていた。近くに置いてあるゴミ箱の中には、たくさんの栄養補助ゼリー。
「迷惑かけてすみません。しかも初めてのクリスマスに……」
洗っている時に後ろから聞こえた声。
振り向くと、上半身裸の隼人君が脱いだ服を持って立っていた。洗面所に置きに来たのかも。
「何言ってんの、謝らなくていいから。服も私が持っていくから隼人君は寝てて。あ、体温計は家にある?」
「あー、ないです」
「じゃあ近くのドラッグストアで買ってくるね。食べたい物とかある?他のお店のでもいいから何でも言って」
服を着せて無理やりベッドに寝かせ、もう1度おでこに手をあててみた。やっぱり熱い。
「お願いだから行かないで下さい。そのまま戻って来てくれないような気がするので嫌です」
「やだなぁ、そんなわけないじゃん。絶対戻ってくるから待ってて?約束する」
いくらなんでも病人をほっとかないよ。
どれくらいのスペースがあるか気になって冷蔵庫を開けてみたら、大量のチョコレートが入っているのを発見した。
隼人君はあんまり食べないのに、前に見た時より増えてるよね。
「お邪魔するね。保険証どこ?」
「テレビボードの中ですけど、今はちょっと横になりたいです」
無理に笑わなくていいのに。
廊下を進んで部屋の電気を付けると、初めて見る光景が飛び込んできた。服があちこちに脱ぎ捨てられていて、テーブルの上には空のペットボトルが何本も置いてある。
「分かった。とりあえずベッドまで行こう。お風呂は入れないよね?着替えは出来そう?用意するから待ってて」
隼人君をベッドに座らせ、スウェットと下着とタオルをクローゼットから取り出す。
「着替えは自分で出来る?その間に食器洗ってくるから」
シンクに使用済みのコップやお皿がいくつかあることにも気が付いていた。近くに置いてあるゴミ箱の中には、たくさんの栄養補助ゼリー。
「迷惑かけてすみません。しかも初めてのクリスマスに……」
洗っている時に後ろから聞こえた声。
振り向くと、上半身裸の隼人君が脱いだ服を持って立っていた。洗面所に置きに来たのかも。
「何言ってんの、謝らなくていいから。服も私が持っていくから隼人君は寝てて。あ、体温計は家にある?」
「あー、ないです」
「じゃあ近くのドラッグストアで買ってくるね。食べたい物とかある?他のお店のでもいいから何でも言って」
服を着せて無理やりベッドに寝かせ、もう1度おでこに手をあててみた。やっぱり熱い。
「お願いだから行かないで下さい。そのまま戻って来てくれないような気がするので嫌です」
「やだなぁ、そんなわけないじゃん。絶対戻ってくるから待ってて?約束する」
いくらなんでも病人をほっとかないよ。
どれくらいのスペースがあるか気になって冷蔵庫を開けてみたら、大量のチョコレートが入っているのを発見した。
隼人君はあんまり食べないのに、前に見た時より増えてるよね。