年下男子は恋愛対象になりますか?
私の言葉に理沙ちゃんが戸惑った。
「でも……、由夏さんはそれでいいんですか?」
「うん」
「分かりました!すぐに瑞穂を連れて帰ります。由夏さんの分まで、私が瑞穂を怒りますから!本当に……すみませんでした」
「理沙ちゃんは何も悪くないよ」
私にお辞儀をして隼人君達の方へ向かっていく。
その間に隼人君が見えない場所に移動して、園内にいる人達をボーッと眺めた。
カップルや、友達同士、家族連れ。
皆とっても楽しそう。さっきまで私もあの人達と同じだったんだけどな。
そんな時、スマホが鳴った。