年下男子は恋愛対象になりますか?
「そりゃそうか。由夏には隼人君がいるもんねー。そんな悩まないでさ、お酒の勢いに任せて電話しちゃえば?」

「まだ酔ってないし。それに、昨日の今日で何を話したらいいのか分かんない」

「思ってることを話せばいいと思うよ?電話しづらいなら、私が発信ボタン押してあげようか?別れたくないならちゃんと話し合うべきだと思う」

そう言って美樹は私に向かって手を差し出した。

鞄の中からスマホを取り出してみたけど、隼人君からの連絡はやっぱりない。連絡しないでって言ったのは私なのに、何を期待してるんだろ。

「由夏?」

「あー、ごめん。ちょっと電話してくる」

美樹の言う通りだよね。ちゃんと話さなきゃ。

「ごゆっくりー」

椅子から立とうとした瞬間、足に力が入らなくて座り込んでしまった。もう1度立とうとしたがやっぱり無理。

「え、何これ?立てないんだけど」
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