年下男子は恋愛対象になりますか？

「あ、佑介来たって。車まで歩くのは無理だよね？」

口直しのアイスを食べ終えた頃、美樹のスマホが鳴った。もう１度立とうとしてみたけど、足に力が入らなくて立つことすら出来ない。

「ごめん、無理っぽい」

「いいよ。お会計ついでに佑介呼んでくるから」

「ありがと」

意識がはっきりしてるのに立てないなんて変な感じ。

酔っぱらうとテンション高くなったり、泣き上戸になっなり、その場で寝てしまうのかと思ってた。私の場合は違ったらしい。

「おい、バカ」

テーブル横で立ち止まった人物が、私に向かってそう言った。声だけでは誰だか分からなかったので視線を上げて確かめる。