七夕までの恋のカウントダウン~男の子、拾っちゃいました~





「ただいま」






外が暗くなってしばらく。





琉聖さんが帰ってきた。





私は、夕食を並べながら、






「お帰りなさい」






と玄関に向かって投げかける。






「おう」






と返ってくる。






なんか、新婚さんみたい…とあらぬことを考えてしまってる自分がいた。





なんか、その想像が現実だったらいいのに。





と思ってしまって………。





「なあ、花蓮。なんかあったか?」





いつの間にか琉聖さんは、私の前に立ってて、心配そうな顔をしてる。




意外にもそれは、至近距離だったものでドキドキしちゃう。
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