七夕までの恋のカウントダウン~男の子、拾っちゃいました~

「おい、女起きろ」





「…ふえ」





誰の声だろ、男の子…?




視界が定かになってく。




すると徐々にクリアになっていく視界に映り込んだのは、男の子…ああ、そういえば!




寝ちゃってたんだ…




「ここはどこだ!俺はなんでこんなとこにいる!?」




「え、ええっと、話します!ですから、落ち着いてください!」




「お、おお」




「えっと、私は黒崎花蓮っていいます!」




まずは自己紹介から!





「早くしろ」





「せっかちですね…」




「ほら、早く!」




「分かりました…、あなたはここから近い、百合公園に寝てました。それで、気になって声を掛けてみたのですが…(以下省略)」




喉がガラガラになった…ふぅ。




話を聞いた男の子は顔を俯ける。





「あ、あの?」





「あ、あありがとな!」




メチャクチャ噛んでますやん。





「いえ、これからどうします?もう遅いので、泊まっていただいてもいいですよ」





「と、totoと泊まる!?」





「えっ、何ですか!?」


















< 4 / 57 >

この作品をシェア

pagetop