七夕までの恋のカウントダウン~男の子、拾っちゃいました~




私は、木の下に座った。





日陰で静かな場所。





私は、一人で泣いた。





遠くで鳥が鳴いてる。




しばらくないてから、せっかくの七夕フェスなのに…と思い、私は体育館に向かった。





たくさんの色の短冊が吊るされてて、ここのまで華やかになりそうな気がする。





私はようやく、落ち着きを取り戻し、短冊を見る。





おやつが一年分ほしい…とか、可愛いお願いや、彼女がほしい…という恋の願い、将来幸せな家庭を築きたい…とか、微笑ましい願い。





私もお願いしようかな。






昔、生命力の高い笹は、神聖な植物とされてて、そんな笹は天と土を結ぶ。だから、願い事を書いた短冊は笹に吊るせば、願いが叶うと言われてきた。





と母が言ってた。





私も笹みたいになりたいなって思ったりもしたなあ。





私は、短冊を手に取った。





すると、


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