真白が(それなりに)解決致します【プロローグ】
プロローグ
それは、白銀に輝く満月が綺麗な夜のこと。
いつもなら、家に帰るのに公園を迂回して明るい道を通って帰るのだが、大学のサークルの飲み会でべろんべろんに酔っていた私は早く布団に入りたいあまり、近道である薄暗い公園を歩いていた。
その公園は、大きい池と小高い丘の上にある神社をぐるりと木々が囲んでいる。名を白石神社公園という。
神社の中に白く輝く石が納められていることが名の由来らしいが、この町に住んで20年、白く輝く石を見たことは1度もない。
子供の時に社の中を覗いて、漬け物石大の白い石が置いてあるのを見たことはあるが、輝いてはなく、あれは普通の石だった。
さて、そんな公園を千鳥足で歩く私。
いつもなら、家に帰るのに公園を迂回して明るい道を通って帰るのだが、大学のサークルの飲み会でべろんべろんに酔っていた私は早く布団に入りたいあまり、近道である薄暗い公園を歩いていた。
その公園は、大きい池と小高い丘の上にある神社をぐるりと木々が囲んでいる。名を白石神社公園という。
神社の中に白く輝く石が納められていることが名の由来らしいが、この町に住んで20年、白く輝く石を見たことは1度もない。
子供の時に社の中を覗いて、漬け物石大の白い石が置いてあるのを見たことはあるが、輝いてはなく、あれは普通の石だった。
さて、そんな公園を千鳥足で歩く私。