真白が(それなりに)解決致します【プロローグ】
洗濯物を干し終え、一休みしようとインスタントコーヒーの入ったマグカップを片手にテレビを付けた。

が、テレビの前で横になっていた巨大猫が上体をお越し画面を塞ぐ。

『見えない…』

が、声は聞こえて来る。

「おはようございます。」

アナウンサーさんのいつもの挨拶。

「おはようございます。」

いつもの様に挨拶を返す私。

「見えてんだろ?」

聞き慣れない野太い声。

「見えてません。」

あっ…

習慣とは怖いものである。

気づいた時には既に手遅れであった。

冷や汗をかく私を、猫が見ていた。









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